「人は忘れる生き物である」という言葉を聞いたことはありますか?
エビングハウスというドイツの心理学者がのこした言葉です。
エビングハウスは、1885年に忘却曲線という
有名な実験結果を残しています。
意味のない音節を聞き、
それを思い出すのにどれくらい時間を節約できるかという実験をした人です。
覚えてから時間をおかずに覚え直した方が、
短い時間で思い出せる。
一度覚えたことを1か月後に思い出そうとするより、次の日の方が覚えている。
そりゃあそうだよね、と言いたくなるかもしれませんが、
それを忘却曲線というグラフに落とし込んでいます。
それを基に2013年にカナダのウォータールー大学で行った実験では、
1度学習したあとに24時間以内に10分の学習、7日後に5分、30日後に2~4分の学習をすると
長期記憶になりやすいとのことが実証されました。
学校で習ったことをその日のうちに、
1週間後と1か月後に再度復習。
エビングハウスの残した言葉のように、
人間は忘れる生き物。
ですが、テスト勉強や受験に役立つように
長期記憶にして覚えていくには
繰り返しの学習が必要です。
「この前やった」と思ったらしめたもの。
長期記憶になってきている証拠です。
そこで油断せずに、再度問題に取り組みましょう!
地道にコツコツが近道です!