形容詞とは?
国語の問題になってしまいますが。
最後が「~い」で終わる言葉のことですね。
詳しく説明する、名詞や動詞を修飾する言葉。
きれい、痛い、大きい、長い、新しい、明るい…
そして形容詞単体でも使える便利な言葉です。
便利は便利なのですが、親しい人と話をするときに、
形容詞だけの会話になっていませんか?
「見てこれ。カワイイ~!」
「本当だ。カワイイ~」
「ね~カワイイよね~」
「あれ、ヤバくない?」
「あれヤバいよ」
「やっぱ、ヤバイよな~」
楽しい会話です。
親しい間柄で、かしこまって話をする必要はありません。
ですが。
本当にその話、相手と意思疎通ができていますか?
カワイイと思うポイントはどこなのか?
雑貨屋さんに置いてあるぬいぐるみが「カワイイ」の対象なのだとしたら、
カワイイと思うポイントは、モフモフの質感なのか、ぬいぐるみの表情なのか?
なぜそれをカワイイと思ったのか?
今までに見たことのない素材で作られているから。
他のぬいぐるみと違う、とぼけた表情をしているから。
など、何かしらの理由があり、
それは他の人と違うかもしれません。
会話の中で、そんなに突き詰めて話し合う必要はないのですが、
頭の中では、形容詞以外の部分で気持ちや物事を
説明できるようにしておく必要があります。
感じている事、思っていることはあるけど、説明できない。
誰しも多かれ少なかれ、
そんな風に、もどかしい思いをしています。
これは、その状態を説明する言葉を知らないという、
ただそれだけの事である可能性が高いです。
今は、言葉の数をどんどん増やせる時期です。
教科書やマンガに出てくる知らない言葉や言い回し。
文章の読み取り、という勉強に直結する部分でも大切ですが、
大人になるにつれ、形容詞だけの会話だけではなく、
人と意思の疎通をしなければならないとき、
物事を説明しなければならない機会が増えてきます。
その時に、言葉の豊富さはとても重要です。
本を読んだ時に、面白い表現を覚えておく。
「この人の話は分かりやすいな」と思った時に、
どのような言葉を使っているか気を付けてみる。
そんなことをしながら、言葉のストックを自分の中に増やしてみてください。