宿題。課題はもちろんの事、部屋の片づけや作業でも。
良い感じで進めていて、もうあと少しで終わる。という時に、急にそれまでのやる気や気力がなくなる事ってありませんか?
勉強だけではなく、冬休みの計画を立てなければいけなかったり、自由研究をしていたり。
ここまで出来たから、ちょっと休憩しようかな。
あと少しだから、すぐ終わるから…ちょっとYouTubeみちゃおう。
そして、あと少しで終わるのに、なぜかその後、なかなか手を付けられずに時間ばかりが過ぎていく。
休憩が悪いわけではありません。
それまで長く集中していたら、疲れていることもあるでしょう。
問題は休憩後に作業に戻れなくなることです。
なぜ、戻れないのかというと、それは思考のクセ、思考の方向性の違いがあるからです。
「これまで」やった事にフォーカスするか。
「これから」やる事にフォーカスするか、の違いです。
例えば、テスト勉強の8割をしていて、2割はしていない場合。ここで、
「8割終わった!」と思うか
「2割残っている!」と思うか。
このニュアンスの違い。感じてみて下さい。
ここだけ声に出して言ってみてください。
事実は同じです。8割はしている。2割はしていない。
ですがこの二つ、明らかにイメージ、とらえ方、気持ちが違いませんか?
8割終わった、と思うと、心の中に「こんなにやった」「もういいかな」なんて気持ちが出ませんか?
それに対して「2割残っている」というと、「やらなきゃ!」という、気持ちが生まれます。
8割終わった。というのが「これまで」やったことにフォーカスする「これまで思考」
2割残っている、というのが「これから」やることにフォーカスする「これから思考」
後半、ついついだらけちゃう、というタイプのあなた。
一度自分がどっちをフォーカスしてみているか、気にしてみてください。
ちなみにこれ、物事の前半で「これから思考」になってしまい「9割やらなきゃいけない」と考えると、逆にやることの多さに途方に暮れて手につかない、という事になってしまいます。
物事の前半は、これまで思考。
後半はこれから思考。
腹筋100回!という時に、初めは1,2,3,4、と数えていく。
これは「これまで思考」で、やっていることを数えている。
最後はカウントダウンで、10、9,8,7、と数えていく。
これは「これから思考」です。あと10回。あと9回。あと8回・・・
カウントダウン中に「もういいや」と途中で投げ出すことって、なかなかできないのです。
ぜひとも試してみてください。