暑くなる日も増えてきましたね。
「土用の丑の日」
聞いたことはありますか?
スーパーの看板や広告等で「土用丑の日はウナギを食べよう!」といった宣伝がされ、
お店の棚にはウナギがズラ~っと並びます。
これは、ウナギが夏バテに良いと言われているからです。
土用丑の日にウナギを食べる由来については、いくつかの説があります。
その中でも一番有名なのは、江戸時代の蘭学者「平賀源内」が発案したという説です。
江戸時代の夏のある日、ウナギ屋の店主はウナギが売れないことに悩んでいました。
そこでウナギ屋の店主が、知り合いである平賀源内に、どうやったらウナギが売れるのか相談したのです。
ウナギの旬は冬なので、夏場はどうしても売り上げが伸びなかったのでしょうね。
そこで平賀源内はひらめきます。
江戸時代よりもはるか昔から、土用丑の日に「う」から始まる名前の食べ物を食べると夏バテしない、という言い伝えがありました。
さらに、ウナギは夏バテ予防に効果的だとも言われていました。
平賀源内はこのふたつの言い伝えを利用して、ウナギ屋の店頭に「本日は土用丑の日。ウナギを食べよう!」という張り紙をしたところ、なんと大繁盛したそうです。
その名残が今でも残り、土用丑の日はウナギを食べる、という習慣が残っているのです。
夏は気温も湿度も高く、体調を崩しやすい季節です。
そのため「夏は栄養のあるものを食べて夏バテを防ごう!」という人々の意識から、栄養価の高いウナギを食べましょう!となり、夏の行事として根付いていきました。
2021年の夏にある土用丑の日は7月28日(水)です。
北海道でも本格的に暑くなってきます。
夏バテにならないよう、元気な体で夏を楽しみたいですね。